3. サクラ胴枯病

サクラ胴枯病の写真1幹の胴枯病被害部(ダーツのまとターゲットキャンカー)               

サクラ胴枯病の写真2関山の幹に感染まもないバルサ菌        

 サクラ胴枯病はバルサ菌というカビが病原の病害です。サトザクラ関山等の幹枝に多発します。幹枝が寒風被害、除雪時の傷、剪定切口等の傷口から感染するようです。被害部はダーツのまと状を形成する永年性被害と若木に多い急性被害の感染があります。被害部は健全部より若干へこむようですが外皮にかくれて見のがすことが多く感染が進行し、手遅れになり、まき枯らし状態になります。急性の胴枯病は桜にとって大変危険な病害です。