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4. コスカシバ幼虫による幹枝の穿孔加害
桜類幹枝に発生するヤニ状物質
コスカシバ幼虫(1~2cm)コスカシバ成虫(8月)
桜類の虫害で最もやっかいなのがコスカシバ幼虫の被害です。成虫はハチに似ていますが蛾の仲間です。幹からヤニが出ているけど何か?と付着物を持ってくる方がいます。ヤニ付近を切り削ると運がよければ1cm程の白い幼虫を見つけることができます。形成層という木の大切な部分を食いあらし、枯死させることもある穿孔性のコスカシバです。ヤニはすぐに見つけることができますが、捕殺の難しい危険な昆虫です(ウメにも被害が発生します)。