西舎、野付共にヤニ状物が多発し対応に苦慮しています。いずれも幼果菌核病が6月~7月に激発し、これが一段落すると目立ってきた症状です。ヤニ状物発生部より先は赤褐色ドライフラワー状、黄紅葉状と緑葉展開時期なのに異常です。ヤニの真中を切断すると形成層や心材部の異常があらわれています。表皮は萎れ、水あげが遮断されているようです。胴枯病やコスカシバの穿孔加害部にもヤニ状物がでますが細枝に多発するヤニ状物はこれらとは異なるような気がします。いずれにしても、発生箇所の多さに処置ができていない状況で困惑しています(被害枝のもと、健全枝まで下って切除、場外処分)。