①、②は根頭(こんとう)がんしゅ病の症状です。日本植物病害大事典によりますと「多犯性の土壌生息性の一種で、養苗地では感染植物からの土壌の伝染で、断根あとや移植時の傷あと、接木部分などから侵入感染する」とあります。八重咲きの品種の桜類、うこん、関山(かんざん)とソメイヨシノ等に発生するようです。接木で苗木を作る品種物の桜は要注意です。ほかにフジ、カエデ類、バラ類そしてクリ、リンゴ、ウメといった多くの果樹類に発生します。根系に発病するため発見が遅れます。すぐに枯れることは無いものの、樹勢が徐々に弱っていきます。(コブを切除、保護剤を塗布、切除時の残りかすを含む土を取り除き、新しい土を入れ替える。くん炭を混ぜると良い)。