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グリーンコンサルタント 緑の総合研究所

樹木医 金田正弘 

講習、研修会



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1. 由仁町を日本一の桜まちにする会

由仁町を日本一の桜のまちにする会

体験農園の植樹祭体験農園の植樹祭

 2010年春発足し5年目を迎える由仁町民の取り組みで、桜専門家の立場から応援しています。種子から育てたエゾヤマザクラを由仁ガーデン体験農場空地に植栽し、日本一桜の園を夢見ています。桜の特徴は何か、実は育てるのが大変だとわかってきたようです。


 総会後の講演会、道内桜名所の見学、第6号発行の会報「桜よ」にその意気込みを感じます。夢で終わらさないようにしなければなりません。

3年たったエゾヤマザクラの樹姿3年たったエゾヤマザクラの樹姿

 1m内外の小さな苗木は3年経過し、ようやく2~3mになりました。会の人達は毎月手入れを欠かしません。桜もこれに答えてくれたのでしょう。もうすぐ開花が、待ちどうしい限りです。

2. 弘前城公園桜フォーラムに参加 2月23日~24日

ソメイヨシノ剪定実演ソメイヨシノ剪定実演
見学者に説明する小林勝氏見学者に説明する小林勝氏
全国から集まった人達全国から集まった人達

 桜の管理日本一といわれる弘前城公園の研修に出てみたかった。思いは24日の実演でこたえてくれました。全国から参加した人の多さに驚きます。剪定作業にキャタツ、ハシゴを一切使わないそうです。桜に登っているのは人か!お城のソメイヨシノ管理総責任者、桜守の小林勝氏(2期樹木医)は、どんな質問にも丁寧に答えていた姿に「津軽人のぼくとつ、管理の強情(じょっぱり)」を感じました。


 保護剤のベフランは腐朽部(サルノコシカケ処置)の塗布に、トップジンMペースト(ぼく汁を混合)は切口の塗布に使用する常備品でした。昭和40年、1965年(47年前)弘前市に青春を過した者として、お城は当時のまま、でも桜の管理は最高!懐かしい思いのよみがえった2日間でした。

3. 日本樹木医会北海道支部研修会

 道内樹木医の技術研修と情報交換の場として年に1回実施しています。森林総合研究所(札幌羊ヶ丘)、道立林業試験場(美唄)を主として、東大演習林(富良野)、北大演習林(苫小牧)等を会場として開催していました。


 2012年の研修は札幌市円山公園で実施、2013年は森林総合研究所(札幌市羊ヶ丘)で土壌診断研修の実施でした。

診断書作成中診断書作成中土の専門家による診断土の専門家による診断土色検定土色検定

土壌診断及び根系施肥の研修
(森林総合研究所北海道支所 2013年9月13日)

 森林土壌断面1mを掘り、土色、構造、硬度、根の分布等さまざまな診断項目があり、これらには高度な知識と経験が必要です。木の治療と言えば幹枝樹冠部に注目されがちですが、最も大切なのは土の中になるようです。土壌は少し苦手なのですが、参加者は真剣に研修を受けています。

根系施肥
根系施肥根系施肥

 2日目は、朝から強い雨でしたが、研修直前に止みました。エゾヤマザクラ根系の土壌改良(穴掘り、改良資材の混合、施用及び痛みの激しいエゾヤマザクラの治療等)を行い2日間の研修を終えました。担当は豊田11期樹木医です。

4. 平成24年度樹木医実践技術講座を受講
   (北大農学部2012年9月15日~16日)

浦河町西舎百年桜の治療写真1

 日本樹木医会が実施している関東中心の講座に出る機会はありません。9月15日~16日の2日間札幌で開かれ、受講することができました。樹病が専門の道立林試徳田佐和子主査による講義の合間に、持参してくれた腐朽診断機及び病原菌の観察状況です。樹病を改めて考える良い機会になりました。

 北大の森林生態学、花卉緑地計画学、造林学が専門の中村太士先生、近藤哲也先生、小池考良先生の話はわかりやすく樹木医に有意義でした。最後に玉井裕先生が「北大キャンパス内の樹木」と題して、観光客では立入りの難しい場所を通りポプラ並木を案内してもらいました。2004年の風倒で壊滅的な被害を受けたポプラが、8年で回復しつつある姿に感激です。

 16日(日)講座終了帰り際に見た、農学部前芝生広場での光景です。ジンギスカンパーティーはめずらしくなく状態化しているとか(場所は毎年位置を変え移動、芝生は養生する。この暑いのに焼肉?)。


 事業部会長鈴木信晶氏、兵庫の鶴田、東京の安元、和歌山の山本各氏と地元の豊田、金田と樹木医11期生同期6名の再会となり、昨夜の懇親会は大いに盛り上がりました。

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