桜の移植
●写真をクリックすると拡大表示されます。
1. ソメイヨシノ古木の移植 10月24日
2. 桜大径木の移植 環状剥皮を主体とした林試移植法の応用
過去に造園業者として桜の大木を移植した事があります。いずれも枯損はしなかったものの芯枯れ、花付不良の無残な姿をさらす結果になりました。事前の根曲(根切り)をすれば良いことがわかっていながら、1年以上養生することができないがため失敗したと思っています。林試法は国立林業試験場浅川実験林の植村博士が考案した、環状剥皮を主体に小さい根鉢に掘取り、大量の発根を促す移植方法です。樹冠部の枝葉をなるべく切除せず、樹姿を保ったまま移す画期的な方法です。
オオシマザクラ(C=100cm、C=220cm級)も処置後140日に移植を実施し、根掘り後3ヶ月少しで楽に確実に移植できる結果となりました。貴重な大径木移植に応用することが可能です。